あくまでも「ちょっとだけ」であり、水泳競技に詳しい方には「当たり前」のことですが、一般人に近い嫁さんに言ったら「へぇ」がもらえたので、ここにも書いてみます。
自由形はクロールじゃなくてもよい
自由形の定義は「泳ぎ方は何でもいいよ」であり、四泳法の中で一番速いのがクロールなので必然的にクロールを泳ぎますが、ルールではクロールじゃなくてもOKで、つまりバタフライでも背泳ぎでも平泳ぎでも、失格にはなりません。(但し途中で泳ぎ方を変えるのはダメ)
さすがにオリンピックではいませんが、地方大会などでは、たま~に自由形のレースをバタフライで泳ぐ選手が現れます。(私は見た!400m自由形をバタフライで泳ぐのを!)
5mフラッグは背泳ぎの時しか設置されない
5mフラッグとは、両壁から5mの地点に設置された旗のことで、上を向いて泳ぐ背泳ぎのときに、残り5mがわかるためのものです。
これ、一般のプールでは常時設置されているのですが、試合のときは常時ではなく、背泳ぎ(個人メドレーやメドレーリレー)のときだけ設置されて、それ以外のレースでは設置されていません。
設置方法は簡単で、フラッグが付いた紐のついた長いポールをプールサイドの穴にスポッと入れるだけなのですが、慣れていない競技委員同士だと上手く入らなくて、会場から注目の的になります。
リレーの第二泳者以降はちゃんと構えなくてもよい
リレー種目の第一泳者はちゃんと構えて(一旦静止して)スタートしますが、第二泳者以降は引継ぎ(前の泳者が壁にタッチしたときにスタート台に足が触れているか)ができていれば失格にならないので、少しでも勢いをつけて飛び込みたい選手が、スタート台の後ろに乗って、ほんのちょっとですが前に進んでから飛び込みます。(全員ではありません)
そこで昔はスタート台の後ろから走ってきて、その勢いで速く遠くに飛び込む選手がいたのですが、現在はルールで失格となりました。(引継ぎで失格にもなりやすいですしね)
というわけで、オリンピック中継を観ながら披露すれば「へぇ」と言ってもらえるかもしれない、競泳トリビアでした。
でわ、股!!
