子どもの頃から太っています。
というか、産まれたときから太っています。(4800g)
小学校で肥満指導を受け、先生が母親に「カレーは噛まずに食べるから肥満になりやすいですよ」と言ってるのを聞いて「なんてことを言うんだ!」と睨みつけ、その後ウガンダ・トラさんが「カレーは飲み物」と言ったことに、大きく頷いたものです。
そんな息子を見かねた父親が、巨人の星の星一徹の如く、夜のランニングを命じ、走る息子の後を自転車に乗って着いて来ました。
しかし、そんな巨人の星ごっこは親父の方が飽きたか面倒くさくなったかですぐに終わりましたが、夜のランニングは続きました。
というのは、まだ小学生の自分にとって夜の世界は別世界であり、しかも、夜のランニングという名目でひとりで外に出れるので、嬉々として行っていました。
しかし、それも数日で飽きて面倒くさくなったのですが、夜の世界の魅力には勝てず、とりあえず家を出て夜の世界をぶらぶらして、閉店後のガソリンスタンドにお邪魔して蛇口をひねって水を手に取って顔や腕や足に塗って、さもランニングして汗をかいたようにして、帰宅していましたいました。
全く勉強はできませんでしたが、そういう知恵だけは何かから学んでいたようです。
ってなことを、最近行っている登山(マンションの階段の上り下り)の途中で思い出しました。
あのときは痩せる意味がわからず、夜のランニングもサボってばかりでしたが、今はちゃんと意味もわかって、そしてサボらず続けています。
というわけで・・・
親父よ!見ているか!俺は頑張っているぞ!
あのときはわからなかったけど、今はわかるぞ!
40年くらいかかったけど、今はわかるぞ!
あのときはわからなかったけど、ありがとう!
あ、親父はまだ生きています。
でわ、股!!