今年のM-1グランプリ決勝に『錦鯉』の名前があった時点で、「そりゃ~もう応援するしかないでしょ!」と思っていました。
ずっと売れなくて、それでも諦めなくて、しかも歳の近いおっさんが、年に一度のM-1という最高のステージで優勝なんて、こんなにかっこいいサクセスストーリーはなかなかお目にかかれるものではありません。
しかし、それと同時に、いや、それ以上に「さすがに優勝は・・・」と思っていたのは、昨年決勝に出てブレイクしたことで仕事が忙しくなり、ネタを作る時間が無かったり、あとはライブで直接お客さんの生の反応を確かめることが出来なかったり、もちろん他の漫才コンビを超える必要があるということを含めて、かなりハードルが高かったはずです。
ただ、そのハードルが高ければ高いほど越えたときの感動は大きくなることから、勝手に(マイ)ハードルを上げて感動のボリュームが最大になるようにコントロールしながら、TVの前で見守ることになりました。
というわけで、1st Round
シンプルに面白くて、審査員の得点も上々だったので、ネタを見た時点で「これで最終決戦に進めるのでは?」とハードルが下がりましたが、今度は今度で「決勝のネタがウケなかったらダメか・・・」と、再びハードルが上がります。
そして、ハードルはそこそこの高さで迎えた最終決戦。
正直、1st ROUNDのネタに比べると弱い気がしたので一気にハードルが上がりますが、他の2組も1本目に比べたら弱い気がしたので若干ハードルが下がり、「いや、でも、ここで期待して裏切られたら・・・」というヘンな弱気という別要素がムクムク湧き出したりして、もう感情がぐちゃぐちゃになりながら、いよいよ優勝の発表となりました。
そして、いつもの優勝発表で最初に『錦鯉』の名前が出た瞬間に「やった!少なくとも1票!」と喜び、続けて『錦鯉』の名前が出たときすでに涙腺が崩壊し始め、立て続けに4票入った時点で涙がこぼれ、さらに二人が抱き合っているシーンで涙ポロポロになり、審査員の富澤さんと塙さんが涙ぐんでいるシーンで涙が滝のようにダーでした。
というわけで、本当におめでとうございます。
これから中年の逆襲が始まるぞー!
でわ、股!!