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当たり前だが、プロレスには歴史がある。
そして、プロレスは長く観た者が勝つという考え方がある。
この勝ち負けはレスラーではなく、ファンの間での事である。
先日、このような記事を書いた。
プロレスというジャンルであり、中でもマイナーな部類に入る選手を取り上げたのだが、驚くようなコメントが返ってきたのである。
おっさんが天才だとおもう人『スーパーササダンゴマシン』 - 働けおっさんブロガー
ササダンゴマシンを生んだDDTが生まれた屋台村プロレスを主催した高野拳磁は再評価しなくてok(笑) http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11143566076
2016/06/10 16:11
プロレスの事がわからない方にとっては、さらにわからなくなるコメントだが自分は正直震えた。
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高野拳磁だと?
コメントを頂いた方の言うとおり、これには触れない方がいいであろう。もともと自分もそれほど高野トンパチ拳磁には造詣が深いわけではなく、前述のスーパーササダンゴマシンなんかより、もっと別のもっと深い闇であり、まるで底が丸見えの底なし沼にはまってしまうかもしれないからだ。
それでは本題に入るが、前回同様ここからは自分の知識と経験に頼り書き進める。さらに詳しく調べたい方はwiki等で調べることをオススメする。
現代プロレスとは
現代プロレスとは、新日本プロレスを先頭に『女性ファンを多くすること』で再ブームとなり観客動員を増やしており、レスラーには華やかさを求められるようになったプロレスのことをいう。プロレスの世界では大きな会場の観客動員は増えても地方の小さな会場ではガラガラということが多かったが昨今はそうでもないらしい。
昭和プロレスとは
文字通り、昭和に行われていたプロレスであり、新日本と全日本の2団体が競い合っていた。猪木・馬場・長州・鶴田・藤波・天龍、言い出せばきりがないが数多のレスラーが群雄割拠の時代でもあった。当然ながら現代プロレスとは違い、会場には男性が詰め掛け男臭いのがプロレスであった。
世代闘争勃発
舞台は先程から出ている新日本プロレス。その頂点には猪木が君臨していたがひとつの団体に頂点を目指す者が集まれば争いが起こるのは当然で、その日行われた『アントニオ猪木VSマサ斉藤』の試合後、長州がリングに上がり世代闘争として噛み付くのである。
ここからは実際の映像を観てもらいたい。(5分弱)
一応解説すると、この日の試合はおっさん対おっさんであり、勝敗が決した後、若手代表として長州が乗り込んでマイク持ち、いつまでおっさん達は居座るのか?お前らやらないのか?今しかないぞ!世代交代しようじゃないか!と叫ぶのである。これに対し猪木は受けてやるぜ!コノヤロー!とあおり、おっさん達で肩を組む。前田は世代闘争はいいから誰が強いか決めよう!と叫び最後は藤波のやるどー!で締める。すまん木村が抜けているが正直スマンかった。
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現代プロレスに無いものはこの殺気である
どうだろう、レスラーが全員興奮しており何を言っているかわからないくらいである。猪木にいたっては興奮しすぎて唾が泡状になって口から飛び出している。プロレスはショーであり八百長だと言われるが、こんなこと八百長でできるようなものではない。前田が言った世代闘争なんて言わんと誰が強いか・・・と言うのがその証拠だと自分は思っている。世代闘争しようと言っているのにどうでもいいと言ってのけるのだから。
そして観客は総立ちになり興奮状態であり殺気立っているのである。この殺気は普通の生活では味わえるものではなく、この会場に来れたファンは幸せものである。
だが、現代プロレスにこの殺気を求めているわけではない
もちろん、現代プロレスにこのような殺気に近いものはあるにはある。しかし、残念ながらこういう意味での殺気ではない。観客獲得のために女性客を呼び込み、プロレスラーがアイドル化している現状に、このような男臭い殺気は必要ないのである。しかし、プロレスを長く観てきたものとしては、やはり忘れられないのである。
ところで・・・リングに1人だけマスクマンが上がっている。これはもしや『ザ・コブラ』だとも思われるのだがいかがであろうか。ぜひ前述の高野兄弟のことも含め、コメントを期待するものである。
でわ、股!!